汚れのある着物の買取について
汚れのある着物を買取に出す場合、綺麗にすることができるのであれば綺麗にしておくことで査定額がアップする可能性は高まります。
当然のことではありますが、汚いままであれば査定額は下がってしまいますから汚いままよりは綺麗にしておいたほうが良いのは間違いありません。
しかし、ここでもう一点気をつけておきたいのは着物というのは洗濯機で丸洗いをすることができるようなものではありませんから、汚れを上手く落とすことができるとは限りません。
そのため、無理に落とそうとして余計にひどくなってしまうような可能性があるのであれば、そのままにしておくというのが無難です。
クリーニングに出すという手もありますが、高値で売ることができる着物であればそれだけする価値もありますが、いくらぐらいになるのかわからないという場合にはそのまま査定に受けたほうが結果的には得する可能性が高いので覚えておきましょう。
せっかくクリーニングに出したのに、査定額もそれほどアップすることなく逆にクリーニング代が損してしまったとなっては本末転倒なのでわざわざお金をかけるぐらいであればそのまま査定に出すほうが良いことが多いのです。
次に汚れがある場合には臭いも一緒に染み付いている可能性がありますから、消臭をしておくということも忘れずにしておきたいことになります。
特に臭いというのは本人にはわかりづらいものとなっていることが多いので、気づかないところで減額をされてしまうということもありますから、事前にこちらもできる範囲で消臭をしておきましょう。
消臭をするにしても消臭スプレーなどを使用する場合には、着物を傷めてしまう恐れがありますから避けたほうが安全です。
着物の消臭をするのであれば陰干しをするのが一番安全で効果的な方法であり、風通しの良い涼しいところに置いておけば自然と臭いも抜けていくので買取の出す少し前には陰干しをしておくのがベストです。
日光に当てるのは臭いは抜けるかもしれませんが、着物が傷んでしまう可能性が高いのでこれは避けたほうがよく陰干しがベストということを覚えておくと安心です。
陰干しをする場合、その場所自体が臭いのある場所であれば意味がなくなってしまいますから、陰干しをする場所の消臭も気をつけておくことも大切です。
これらの準備を買取の前にしておくことによって、なにもしない場合と比較をして高く買取をしてもらいやすくなるため最低限の手入れをしてから買取に出すと高額買取に繋げられます。